白石です。
わたしは毎年夏になると必ず戦争映画を観ます。
今年は、どうしても観たかった「風が吹くとき」を観ました。
公開した年は38年前の1986年。今年リバイバル上映をしてくれて感謝。
イギリスの核戦争を題材にしたアニメ映画で、原作・脚本は絵本「スノーマン」でお馴染みのレイモンド・ブリックス。
こんなほんわかした絵柄だけども、内容はもちろん戦争なので、その対比が物凄い。
これは正直、子供の頃に1回観て、大人になってからもう1回観たかった・・・。
きっと捉え方が大きく違っていたと思うので。
自分がこの歳で観た感想は、現実が受け入れられず、助けも協力も求めず、衰弱していく夫婦の姿に怖気が湧きました。
観てもらえれば分かりますが「なんで??どうして??」の疑問が次々溢れます。
でも戦争と言う現実にいざ自分が直面した場合、やはり同じ行動をしてしまうのか。人間ってそうなってしまうのか。
とても考えさせられる映画です。良作です。
因みに↑の写真に写っているのは、イギリス政府が実際配布していた、核爆弾対策の冊子に載っていた簡易シェルターです。
ちゃんと再現してくれる武蔵野館さん。ありがとうございます。